swim into the city

独り言を垂れ流すblog

春のヘッドフォン祭2018に行ってきた

ヘッドフォン祭行ってきたので感想のメモなど(あくまで自分用メモ…の体)。結局ヘッドホンもイヤホンも聞いていますしフロア順にしておきます。あと先に書いておくと今回はLH Labsの出展はなかったです。Geek Outを買った時についてきたTシャツ来ていったのだが…w
プレイヤーはQP1R(…といつも書いていなかったけどiPhone6も。QPはBTとかついてないですし)、イヤホンはNOMAD、ANSWERで、試聴曲は茶太eclipse』、田村ゆかり『滑空の果てのイノセント』、やなぎなぎビードロ模様』、TrySail『かかわり』など。(今回アニソンばっかり聞いてた…)。
イベントでの試聴なので雰囲気くらいだし、同メーカーの機種の比較ではあくまでこっちの方が良かったというもので絶対的な評価でないことを断っておきます。

ということで長くなるので畳んでおきます。




6F

  • ゼンハイザー
    • hd820。整理券式だったけど気になっていたので。試聴時間が5分だったので雰囲気だけではありますが、見たまんまHD800Sの密閉版という感じで密閉だけど音の広がりがあり低音やボーカルはわりと出てたので無印よりはS寄りかなと…。音漏れはよくわからないけど外の音は多少入ってこなくなるのでその分よいか。ガラスのイヤーカップは見た目カッコ良かった。噂では30万円くらいということでそれはちょっとアレかも(付属品が何かとか知りませんが)。
      密閉と開放で響の違いもあるし好みや使用条件で800/800S/820を選ぶ感じなのかなあというのが5分聞いた感想でした。上位機という感じではないかなあ。
    • ついでにIE800Sも聞いたけどこちらはそんなにという感じ。無印の方が見た目は好みだしイマイチな機種だった。
  • Campfire Audio
    • ATLAS。金属筐体で派手めで楽しい感じだけどとにかく低音の主張が強い。エージングとかケーブルでどうにかなるんだろうか。
    • COMET。こちらも明るめな音だけどすごく良かった。ATLASと比べるとコンパクトで装着感もよく、正直なところCAは好みなものあまりなかったけどこれはすごく好みだった。
  • 64 audio
    • 置いてあったA4t,A6t,A12t,A18,N8,trioを(逆に言うとforteだけ聞かなかったという)。6と12が聞いた感じは良かったけどカスタム買うならモニター寄りというかフラットなものがいいかなという気分ではあるのでこのラインナップではないかなーと。中の人も前で言う10のtia版はないんですよねーということだったし(reference的なものは18なのかな)。N8とtrioは低域の量感はあるけど締まりがあまりなくてそこまでという感じあったし、低域とそれ以外の部分の音のバランスとかがちょっとイマイチかなとは。まあダイナミックドライバー入ってる機種はどうしてもエージングとかどうなのかなと思ってしまうが。
  • FitEar
    • 224のみ。ほんとはROOMが聞きたかったけどこれは銀座に行かないといけないらしい。個人的には224は低域が好みではなかったかな。
    • ここで買うならAir2か335とかかなあ。

 

11F

  • STAX
    • かなり並んでいたのでパス。まあそのうち…。解説記事を読んで勝手に009Sは007っぽい009というイメージですがどうなのかしら。D10も気になるけれど、今後のポータブル向け製品とかの様子を見てになるかな…。デスクトップユースには良さそうですけどね。


13F

  • アユート
    • A&K
      • KANNの可変ラインアウトにイヤホンを繋いで聞いてみるというやつを(京都ヨドバシの試聴機はFW上がってないっぽくて怖くてできなかった)。違いがヘッドホンアンプ部通らないのと出力インピーダンスだけなのかは知らないけど(ブロックダイアグラム見てない)、ラインアウトからの方がよりクリアな感じでこっちの方が良いと思った。音量に関しては、ラインアウトからよりハイゲインのヘッドホン端子からの方が大きな音だった。AKはあっさりしすぎててあんまりって感じのが多くて今まで買ったことなかったけどこの機種はパワーもあって大容量だし良いな…でかいけど。
    • DITA
      • FidelityとFealty。装着感なりケーブルの取り回しはまあまあよく、音はやっぱり(?)Fidelityの方が好きかな。ドライバーとか一緒らしいけどインピーダンスを変えてとかなのかしら。欲しいかも。
    • AZLA
      • HORIZON。正直、音の印象はあんまりないけど、「これはないな」とも思わなかったのでまあまあという感じ。装着感も悪くなかったのでまた何かの機会に。
    • この辺はアユートのところなわけですが、イヤホンのところはいつ行っても列があるという感じで人気でした。
  • フォステクス
    • 新しいイヤホンが発表されたからあるかと思ったけど立ち寄った日にはなかった。TR60は音量取りにくい。40持ってるからまあいいかなあ。

 
14F

  • HIFIMAN
    • RE2000…音の広がり分離感などすごく良かった。装着はちょっと微妙。フラットな傾向でとてもいいバランスだった。
    • RE800J…これもわりとよくて2000から聞いてしまったのでいうても下位機種でしょみたいなのもちょっとあったけど、音の深みは負けるけどその分キレだったりアタック感は出ていたり音源によってはこっちの方が合うようなのもあったかと思う。
    • R2R2000…プロトタイプというので内蔵音源のみの試聴でWANDSの世界が終わるまでは…しか聞いてないのでよくわからんところあるけど音は厚みのある音でとても良かった。試聴曲で早い曲がなかったと思うのでドラムの手数が多い曲とかその辺聴くとどうなのかなというのはある。20何万円という感じなのでまあ厳しいところある。機体はコンパクトでいいけど持った感じ角が当たってちょっと痛いかもというのと、操作感とかは昔の中華DAPという感じだったかなあ。音が良ければなんでもいいっていう人じゃないとしんどいかも。
    • SUSVARA,HE1000 V2,EditionX V2。据置きアンプに繋いで色々。さすがにSUSVARAが良かった。HEK V2も充分良いけど音の質感はSUSVARAの方が上かな。Xはよくわからん。雑談で予算とか今どんなアンプ使ってるかとか聞かれ軽く環境をディスられ(笑)、XとかSANDARAくらいがいいじゃないですかね〜ってことだったけどまあどうかなあ。この辺の中だったらHE1000かなあ…。
  • final
    • E4000/E5000聞きたかったけど混んでてパス。アンケートあってケーブル変えたりとかバランス/アンバランスとかあって写真載せて呟いたら当たるとかそんなんやってたら時間かかって列流れんわなあ。
    • ブースの前に列を作っていて他の機種を聞くにもなんか聴きにくそうな感じだったのでD8000とかあったか知らないけど聞けず。ちょっとうまく回して欲しいなとは思った。
  • 七福神(?)
    • LZ-A5…思ってたより良くなかった。赤ノズル変えたらわからんけど。
    • 新しいダイナミック。これもそこまででもなかったかなあ。すでにポチってやりするんですけど。
  • ニデオン
    • ケーブル色々。前に試作品で出してたカール部のあるケーブルの製品版を聞いてから50を買おうかなと思ってたけど、改めて聞くと200Fの音も良くてこれならなんとか日常使いできそうかもと思ってそっちにするかも(200のイメージでもっと取り回し悪いと思ってた)。値段だいぶ違うけど汗。あと50はディスコンにするかもと言っていたので買うなら急がねば。
    • 新作の赤いケーブルはとても柔らかくてこれも音良かった。まあ結構高くなるみたいですが。
    • プラグやコネクタは改良中で詳細は言えないって感じだった。これの完成を待ってもって感じはあるけど、さすがにあれなので200F買っちゃいたいな…お金あれば。
  • Ar:tio
    • CU1…変わった機構のやつ。音自体はニュートラルというか普通なのだけど振動板の配置から確かに音の聞こえは普通のものと違って面白かった。
    • もう一種。これは一般的な金属筐体のダイナミックで3万円くらいなら悪くもない。
  • ブライトーン
    • ZMF各種とFeliks audioの真空管アンプEuforiaが(Eliseだったかも)。
    • ヘッドホンの中ではEikonが好みかな。
    • アンプはこれも結構良かった。値段次第ではなところあるけどシングルエンドのみなのでこれも悩むところ…。聞いたら下位のも扱うかもみたいな感じだったけどZMFの値付けからするとめっちゃ高くなってしまうのかな…。
  • AUDEZE
    • MobiusはBT接続でもわりと充分な音量が取れたという確認だけ。通信の切れにくさは分からず。有線接続だと右chが小さくてモードの切り替えがうまく行ってないのか不良品なのかわからず…。BTヘッドホンは集める気もないのでこれあったらもういいかな。ヘッドセット的に使えたり機能も色々あるし。
    • LCD-4Zはこのショウでは緑のウッドカップだった(誰の趣味なんやろ)。低インピーダンス化されて手持ちのプレイヤーでも鳴ったのでゴツいアンプ持ってなければこっちの方がいいのかな。音の違いはよくわからん。
    • ちょっと塩対応とまではいかんけどなんかあれあったのでモヤっとする感じだけが残った。メーカーは好きでファンなんだけど。
  • コペック
    • 今回はHA-300のみ試聴(HD820の試聴時刻の関係もあってすぐ離れなければいけなかった)。自分のDAPラインアウトからなのでバランス接続ではないけど4pinXLRのT1を。音はとても芳醇というかゆったりリラックスという感じでT1の音は覚えてないけど(そもそも1genか2genかもわからん)、高域がキツい感じもなく聞けた。くっきりはっきりと流行りの感じはなくいわゆる真空管アンプらしいアンプであったかと思う。電源別筐体&大きなトランスが載ってて、大きくて重くてというのでしんどいけどw(そういうところも真空管アンプっぽいか)。40万円くらいと言ってたけど真空管もついて来るようなのでそこは一安心というかなんというか笑。300Bは1本で2万円くらいだったと思うし。
  • アコエフ
    • 何気に初試聴。リケーブルの可否(2パターン)、ボイスコイルの素材違い(3パターン)あり全6種並んでいてコイル違いで1種ずつ聞いて(試作機は聞いてない)、銀はクリアでボーカルの解像感など良いけど(やはりというかこれが一番人気っぽい)、個人的にはOFCが一番好みで適度にクリアで音の太さはこっちの方があったかなというか。
    • ヤシマだとe-Q7、GR10と使ってはいるのだけどその辺の話するの忘れた。
  • HiBy
    • R3は手持ちの3.5mm4pのプラグ(Eldolic)で普通に出たし(←たまたまかも知れない)、ボリュームもアンバランスで個人的に満足いくくらい出てたのでそれで良し! 小型トラポになってくれたら良いのだ…。音は癖がなくて悪くはないのでは。
    • R6は2日目にだけ聞いてこの日はマルチBA機と3.5mm4極のものを忘れてしまったので出力インピーダンスの関係でどうなるかとか確認出来ず。R3と比べるとさすがにこっちの方が音は良かった。サイズ感も良かったけど、ステンレスのはだいぶ重たく感じて普段使いならまあアルミのが無難かなとは。音質の差位はおいといて。R3もR6もUIもサクサク動いて快適だったし、音もそんなに味付けがなく癖がなくて普通に優秀なプレイヤーかと思いました。
  • Lotoo
    • PAW GOLD TOUCHを聞いた後旧機種のGoldを。TOUCHはUIサクサクで良し。音は旧機種と比べればだいぶあっさり目の音になったかなあという感じがした。熱くガツガツした感じというよりはだいぶ一般受けしそうな感じで、音の広がりは旧機種同様あんまりないような感じはした。
    • 前のが好きな人が これも好きかは結構分かれるのではとちょっと思った。とはいえ普通に完成度が高くて4.4mmバランスというので人気それなりには出るのでは(値段高そうなので買える人はあんまりいないというのが大きいが)。
  • XIオーディオ
    • 日本語喋れるお姉さんがガンガン解説してくれて楽しかったw ヘッドホンアンプの他にもR2RDACを出すみたいで、R2Rの良さを力説されておられたw R2RDACのDAC部はどこかのメーカーに依頼して作ってもらったと言ってたし、DACの筐体もそんなに大きくせず後述のBroadwayと重ねられるようなコンパクトさにしたいと言っていた。
    • でそのBroadwayはバッテリーパワーで動くバランスアンプとそのシングルエンド版があってこれのバランス版も4.4mmのを採用していて据え置きでも4.4増えていくのかなあとか。
    • ここのアンプはAbyssを駆動するというのが大きな目的のようですが、Dianaはコメカミをはさむ形になりすごく痛かったw Abyss製品は向いてない…。
    • 音に関してはここでは全部初めて聴く機材だったのでノーコメントではありますが、DACのせいかわりと濃い音が出てきてR2RDACはちょっと気にすることにした。
  • エミライ
    • FiiO。イヤホンはどれもそこまでひかれず…。どれもハイブリッドだったと思うけどイマイチバランス良くなかった気がする。M7は聞かなかった。
    • VOCE。それ自体がSTAXと方向性が違うのかアンプのBlue Hawaiiせいかはわからないけど出音は全然違った。アンプをSTAXにして比較してみたい。というのを前提とすれば、VOCE+Blue Hawaiiは透明感とかよりはもっとリッチで厚みのある音で(真空管の音って感じが強いが)007をもっと濃くしたような感じで静電型っぽい音切れの良さみたいなのはあんまりなかったかなあとは。でもやっぱり色々組み合わせて聞いてみないとわからんね。
    • 密閉型AEONは持ってはいないけどイベントとかで聴くといいなと思うのですが、それらで聞いたMytekのDACたちはどれも良かった。ManhattanとかBrooklyn単体でもバランスコネクタ使っていろいろ鳴らしてたけど下手なアンプ使わなくてもこれで結構鳴らせるのでは*1
    • Brooklyn DAC+直は音は明るめでストレートな出音という感じであんまり脚色感はなく、でも淡々としてるって感じもなくとても良かった。(Pulseはもうちょっとウォームな感じだったかなあとも思うがどうだったかな)。Manhattanはもうちょっと低域の深みや質がよくなるという感じでしたかねえ。
    • Libertyはだいぶコンパクトで、横に繋がってたGilmore Lite mk2と一回り大きいくらいで、DACの直とアンプ通してを聞き比べると、アンプを通した方が出力の余裕とあと少しウォームというか低域に深みが出てアンプの味付けもそれなりにあるのだなあと思った。このアンプはあんまり色づけないと思ってたけどそれくらいLiberty直は色付けなくスッキリとした音だった。
    • DAC全体としては、基本的な方向性は同じで上位機になるほど基礎体力とともに低域の深みがあるという印象でした。値段(新価格…でも色々出てるのは税抜き価格なのかな?)やサイズ的にはBrooklyn DAC+で充分かなあと思いつつやっぱりManhattanいいなあとは(笑)。まあBrooklynは無印の時も外部電源(少し幅があったけど12V5Aとかだったかな?)を使うと音良くなるというので盛り上がっていたので、Brooklyn DAC+もさらに良くなるかもしれないけど。
    • HeadAmpはGS-X mk2はちょっとしか聞かなかったけど相変わらず良かった。
      1つ気になるとすれば、ボリュームはアッテネーター式で(これはBlue Hawaiiも)カチカチ目盛りごとに変わっていくので意外とアルプス使ってるやつの方がちょうどいいところに合わせられていいかも?とはちょっと思った。昔持ってたBursonのSoloistもそうで、ゲイン切り替えとかその目盛り幅でちょっとヤキモキしたのもあるけど。もともとはアルプスで、アッテネーターのはオプション扱いだったけどみんなこっち頼むからってのでレギュラーになり、こちらの方が質が高いのもわかるんだけど自分の持ってる組み合わせやヘッドホンじゃなのでこの辺はなんとも言えない…。
  • Jaben
    • 新しいものではSherlockという某Schiitで発売されてそうな見た目のコンパクトサイズの真空管ハイブリッドアンプは甘い感じもありなかなか良かった。2台をブリッジモードにしてバランスヘッドホンのデモしてたけど、ボリュームは左右独立でそれぞれ調節するのでそこがちょっとめんどいかなとか。Questyleの4段のやつみたいにプリアンプ導入するのもコンパクトさがなくなって微妙ですよねーみたいな雑談だけしたって感じであるw NuForceでも2台同じのを使ってバランス接続するのとかあってそれはバランスモードだとボリュームはバイパスするので上流で調整してねとかだったなあとかも思い出した。ReLeafのはよく知らない。


ということでだいたいこんな感じでしょうかね。SR-009SとMEZEのフラッグシップヘッドホン/イヤホン試作機、final E4000/E5000など聞き損ねたものも多いですけど一度にたくさん聞けて楽しかった。まあ途中から集中力というかよくわからない感じになって適当になってきますが(笑)。
今持っているヘッドホンは、鳴らすのがとても大変という機種がほとんどないのでアンプはそこそこでいいかという感じでここまで来ていたし、ヘッドホンも15万円くらいまでしか手を出してないので、今後の機材選びにおける値段のバランス等ちょっと考えるところはありますね。でもたとえば海外だとSUSVARAとどのアンプを組み合わせてるんだろうとか、Manhattan DAC使っている人はどんなヘッドホンアンプ使うんだろうというのは気になりますね。単純に値段のバランスとしてだけでも。
それはそれとして、高級なヘッドホンに関しては、たしかに音は良いけどそんな必要かなとか思ってしまうところもありで超高級機みたいなのには手を出していなかったけど、この日色々聞いてLCD-4なりSUSVARAとまでいかなくてもHE1000とかヘッドホンもどれか所有したいなあみたいなのを思った回でしたかね。まあまだしばらくは現状維持になるかとは思いますが。(でもHPA増えて足りなくなったRCAケーブルだけはちょっと買い増します…)

まとめとして書いたところもなんかもっと書き直したいところでもあるけど公開遅くなるのもそれはそれであれなんでここまでにしておきます。ハイライトは1つ前に書きそれは変わってないので。COMETは買ってしまうかもね。

*1:ただプレス各社の記事の写真でManhattanだと赤が下、Brooklynだと右になってるのとか多くて、メーカーサポートのところに繋ぎ方書いてあるけど、赤が上、左が正しいっぽいが…。極性が間違ってるのを使ってるのかもしれないし他にも理由があるかもしれないけどそこら辺はよくわからん