3月頃にメーカー公式サイト見てたら、在庫あるやんポチったろの精神で買ったので旧代理店からの購入でもなし。
概要
- ルーマニアのメーカーの1D4BAのハイブリッド型イヤホン。カジュアルな見た目・値段で音もわりかし良いという路線でしたが、高級ヘッドホンのEmpyreanを出し、高級イヤホンではRAI PENTAを出しという流れ。最近Meze Audioの国内代理店が変わったので流通自体は広がりそうですけど*1、このモデルに関しては世界的に品薄状態で公式サイトでもずっとプレオーダーとってたりで行き渡るにはまだ時間がかかりそう。
装着感など
- 装着感はかなり良い。ステムは短めで、奥まで入れるというよりはすっぽりはめる感じかなと。
- アルミ筐体で、筐体自体そこまで重くない
- EmpyreanのグリルのところがY字の加工がされていて、あの模様がこれの筐体の内側にもあるのだけど、それが穴になっていてもう一つ空いてる穴と合わせてベントホールになってるので、付けたときに内側にくるとはいえ音漏れ自体は少し多めかもしれない。遮音性もそこまで良くない気がする。(とはいえこの辺は音質とのトレードオフでしょうし難しい)。
- 付属のケーブルも追加で買った純正2.5mmバランスケーブルも柔らかくて取り回しは良い。耳のところは熱圧縮チューブで軽くクセがついていて針金はない。
音とか
- 音量はかなり取りやすい
- 買う前にHeadFiのレビューとかは読んでて、よくナチュラルとか書いてあったけど、初めて聞いた時の感想はそれとは逆で解像度高くてクリアーな感じだなと。筐体のせいか知らないけど特に高域はシャープな印象だった。キラキラ感はあるけどキツいというほどではない。
- 逆に低音はややウォームで、量感も多め(ちょっとくどいと思うときもある)。ゆったり目ではあるけどぼやっとするほどでもない。広がりがあるというか、例えばTrySail『TAILWIND』のズゥーンのところとか結構低いところから響いてる感じがある。そういうのもあってか音場はなかなか広いと感じる。
- 中域・ボーカルは厚みもあり、どちらかといえば近い。
- 全体的にはクリアでシャープな印象だけど、中低音の質感はダイナミックなウォームな鳴りだなと思う時があって、音の繋がりはいいんだろうけど不思議な鳴りだなと感じる時もある。
その他
- ハイブリッドで似た構成のでいうと1D3BAのOriolus(1st)も持っているけど、個人的にはOriolusの方が落ち着いたトーンで好みではある。筐体が大きめで装着感があんまりよくないのが難ではあるけど。
まとめ
- 個人的にはそこまでお気に入りというわけではなかったりもする。…でもつけ心地いいし音も別に悪いわけでもないしなと自分の中ではちょっと半端なポジション。
- ダイナミック好きとしては今年の発売を予定しているらしい1DのRai Soloに期待してる。
- 最近はイヤホンであんまり真面目に聞いてないのでまた感想とかも変わるかもしれないけど今はこんな印象…というところですかね。
*1:代理店変わって値段を他の国と揃えるというのでEmpyrean値下げするらしい。いくらになるのか気になる